「すーぱーかみおかんで」ってなに?

スーパーカミオカンデを見学しました。

[更新:2005-3-31] 

スーパーカミオカンデの設備は、説明員不足のため一般の人は見学できません。

しかし幸運な事に、ある協会で見学会がありましたので、参加しました。

 

いきなり昼食です。花乃家でいただきました。

蒸し寿司という名物料理とのことですが、生ものはありません。

ネタも豪華とは言いがたいのですが、あったかい酢飯でなかなか美味しい。

 

花乃家の二階から見た神岡の山々です。3月の終わりですが、山頂は吹雪いています。

お腹が満たされましたら、管理会社である神岡鉱業の方に、神岡鉱山の歴史やスーパーカミオカンデなどを簡単に説明していただきました。

そしてスーパーカミオカンデへ出発です。

 

 

スーパーカミオカンデの入り口にある管理棟です。

駐車場の隣は、雪解けの清流となっています。

 

管理棟の山側は、天空まで続くような雑木林になっています。この雑木林の上方およそ1,000m上が山頂です。

この頂上の真下1,000mにスーパーカミオカンデが鎮座しているということです。

 

管理棟で入坑チェックをします。

 

 

トンネル内へ専用車で入っていきます。

この奥、2km弱にスーパーカミオカンデへの入り口があります。

出発です。

 

トンネルでスーパーカミオカンデの入り口まで来ました。

ここでスーパーカミオカンデの紹介ビデオを見ます。

 

すぐそばには、見学に来た著名人のサインが書かれたドアがあります。

ここで言う著名人とは、総理大臣クラスの人々です。

ここの慣わしでサインはドアに書いていたが、一杯になったので取り外し飾ってあると言うことです。

 

秘密基地?と思わせる雰囲気の中、通路を進みます。

少しばかり先に、鋼鉄の大きな扉があり、その中へ入っていきます。

いよいよスーパーカミオカンデの本体へ到着です。

 

ここがスーパーカミオカンデの上部です。

この下が巨大な水槽になっているわけです。

 

いろいろな装置がありますが、なにかはよく解りません。

しかし、基本的にはシンプルな構造であるとの説明でありました。スケールが違っているので理解しにくいようです。

 

それと水槽内部は、超純水で満たされた密閉空間の上、観測中であるため見ることはできません。

 

一通り見終わったら、少し戻りましてコントロールルームを見学します。

 

 

この先生に説明していただきました(ここがコントロールルームです)。

 

 

最後に、超純水製造装置の見学です。

この超純水は、なんと透明度が100m(琵琶湖は時期と場所により2〜10m、摩周湖が20mだそうです)という、とんでもないほど純度が高いので、飲用できます。

しかしあまり美味しくないようです。

見学を終えましたので、トンネルを戻ります。

 

 

管理棟で出抗チェックを行いましたら、帰路につきます。

 

 

 

 

帰りには「宙(スカイ)ドーム神岡」に寄り道です。

 

ドーム内には、一部展示コーナーがあります。

 

 

こんな山の中に、世界最先端の設備と頭脳が存在しているとは、なんとも不思議な感じでした。

スーパーカミオカンデの研究の中で、ニュートリノも面白いのですが、陽子崩壊の研究は時空スケールが大きく興味を引きました。

 

おしまい


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