里山の教養 [資格]

汗と涙でつづられた、資格取得のお話です。

きっと役に立つと思って取ってきましたが、なかなかどうしてそうはいきません。

しかし、取得すれば世界が広がります。

自己研鑽をするなら、資格取得に挑戦するのが良いでしょう。  

[更新:2017-3-20]

TOPICS

昨年は、毒物劇物取扱 責任者に合格しました。

今年は、小型車両系建設機械に合格しました。

定年を意識する年齢になってきました。いつまで自己研鑽をするのでしょうか。

 

資格名

難易度

勉強時間

活躍度

合格率

小型車両系建設機械

目的を持って受講したので、学科は100点でした。実技は操作できれば問題無いでしょう。

13時間

ミニバックホーや小型のトラクタショベルなどが扱えます。個人であってもレンタルする場合は資格が必要となります。

H29年100%

毒物劇物取扱責任者

テキストを何度も読み、問題集を3回解けば合格できそうです。品名と性状を覚えるのが大変です。

120時間

毒物劇物の輸入業、製造業、販売業で活躍できます。また、危険な化学物質の知識が得られます。

H28年岐阜県

27.4%

乙種第6類危険物取扱者

通常、乙種第4類を取得して科目免除で受験しますから、比較的簡単です。ただ、まじめに勉強しなければ合格できません。

科目免除で30時間

酸化性液体(過酸化水素水など)のことがわかるようになります。

H27年

70.5%

乙種第5類危険物取扱者

通常、乙種第4類を取得して科目免除で受験しますから、比較的簡単です。ただ、まじめに勉強しなければ合格できません。

科目免除で30時間

自己反応性物質(ニトログリセリンなど)のことがわかるようになります。

H27年

67.4%

第二種電気主任技術者

今回の合格率は、私の地区で2.6%でした。相当難しくあきらめる人もいます。

過去問が出たら80点取れるようになれば合格できます。

3000時間

大きな工場なら、選任される機会があります。地域を限定しなければ募集はありますから、転職や定年後の再就職も心配ありません。

H26年中部地区

2.6%

電気取扱作業特別教育インストラクター(低圧)

講習を受講することで誰でも取得できます。しかし講習内容はプレゼンの指導などもあり大変でした。

気軽な気持ちで受講するのは避けた方がよいでしょう。

3日の講習

低圧電気を取り扱う会社では、電気工事士であろうが電気主任技術者であろうが電気取扱作業特別教育を受講しなければなりません。この教育を行う講師の資格で、会社に重宝がられています。

ただ、実際に講師をするということは色々とノウハウがあり、とても大変なことと痛感しています。

-

2級管工事施工管理技術検定試験

学科・実技の問題集と過去問題集の3冊を何度も解けるよう自習します。その上で経験した代表する工事における工程・品質・施工・安全管理をまとめ、丸暗記しておけば良いでしょう。集中して勉強することが重要です。

150時間

建設業で給排水工事・空調工事を行う会社では必須です。

工事業者はもちろん、発注側であっても当然知っていなければならない内容です。

H25年37.9%

高圧・特別高圧電気取扱者

講習を受講することで誰でも取得できます。特別教育による資格です。他に低圧電気取扱者という資格もあります。

2日の講習

高圧受電設備の日常点検を行う場合に必要です。高圧電気は触れば死ぬことが理解できます。

-

特別管理産業廃棄物管理責任者

講習を受講することで誰でも取得できます。講習受講者では医療関係の責任者にはなれません。

また所持資格によっては受講しなくても(免状はもらえないが)責任者になることができます。

1日の講習

廃棄物の事務局をしている私にとっては物足りないと思いましたが、最新情報の収集としては意味がありました。

廃掃法はとても分かりにくい。

-

第一種電気工事士

かなり難しいはずですが、第三種電気主任技術者を持っていましたので学科免除です。その上、認定電気工事従事者として電気工事をしていた実務経験があり、申請して取得しました(手は遅くても、正しい工事が出来ると自負しています)。

左記理由により申請のみ

たたき上げの電気工事士にはとてもかないません。しかし専門家を頼むほどではないような、簡単な電気工事をする場合に役立ちますし、家の電気工事が自分で出来るようになります。

ただし5年以内毎の講習が義務付けられています。

H22年30.0%

衛生工学衛生管理者

講習でしか取得できませんが、受講資格を得ることが大変です(受講資格により講習期間は0日〜5日となり、費用も大きく変わる)。泊り込みの講習ですから、自室で少し自習をすれば大丈夫です。

作業環境測定士であれば、1日半の講習と自習1時間

専門家(産業医)の実のある話が聞けるので、管理職として自信が持てます。衛生管理者に選任されることもありますし、会社の安全衛生委員会で大きな顔ができます。

 

第一種作業環境測定士(金属)

作業環境測定士の専門は5科目あります。そのうちの1科目です。対象物質の性状を覚える必要があります。

合格後に2日間の高度な登録講習を受けなければいけません(必須)。

第二種作業環境測定士合格後50時間

金属の作業環境測定・分析ができるようになります。

登録講習では吸光光度・原子吸光分析を行います(実技免除講習を受けてから受講しましょう)。

 

環境計量士(騒音・振動関係)

物理学が好きでないと合格は困難と思いました。6年分の過去問題を解くことで合格できました。合格後、つくばで5日間の合宿のような講習があり、その後登録できます(試験よりこの講習がはるかに厳しい)。

120時間

該当する証明機関であれば、騒音・振動の計量証明が出来るようになります。

騒音・振動のスペシャリストと敬われます。

指定講習を受けると、物事全般に対する考え方のレベルアップができます。

 

建築設備検査資格者講習

4日間の講習を受け、修了試験に合格することで取得できます。ただし受講条件を満たす必要があります。なお講習修了証明書を入手するために「登記されていないことの証明」が必要になります。

講習含め40時間

建築士の資格を持っていれば法律上は不要ですが、建築設備は幅が広いので建築士というだけでは見切れないことから、わざわざ設けられている資格です。雑居ビルの火災・耐震偽装などの社会的な問題がありましたので、平成20年度より修了試験が難しくなります。

 

(新)エネルギー管理士

旧のエネルギー管理士を持っていれば、平成22年度まで1日の講習を予習を含め、まじめに受講することで取得できます。

旧資格あれば予習と講習で20時間

省エネ法改正に伴うものです。地球温暖化防止実務者の資格ですから、持っているだけで注目されます。

 

第一種作業環境測定士(粉じん)

作業環境測定士の専門は5科目あります。そのうちの1科目です。

石綿も対象になります。

合格後に2日間の高度な登録講習を受けなければいけません(必須)。

第二種作業環境測定士合格後50時間

粉じんの作業環境測定・分析ができるようになります。

登録講習は物理の実験に近く、特化物や有機と比べて易しく感じました。(実技免除講習を受けてから受講しましょう)。

 

運行管理者(貨物)資格者

通常、受験資格取得のため3日間の基礎講習を受けます(多少は受験対策にもなります)。その時、問題集の斡旋がありますので利用しましょう。

問題集を3回勉強すれば合格します。・・・専門知識が必要なので勉強せずに合格できるほど甘いものではありません。

基礎講習受講後40時間

運送会社に勤めている方は必要になるでしょう。

また運送業を始める事ができます(物的条件や書類などクリアしなければならないことが多くあります)。

運送業も始めたいという会社の意向で取得しましたが、状況が変わり不要になりました。

それでも運搬車両の知識が深まります(大型トラックの維持・管理がいかに大変か、わかってきます)。

 

第一種作業環境測定士(特定化学物質)

作業環境測定士の専門は5科目あります。そのうちの1科目です。

内容は有機溶剤に近いので、有機溶剤と同時に受験すると良いでしょう。

合格後に2日間の高度な登録講習を受けなければいけません(必須)。

第二種作業環境測定士合格後50時間

特定化学物質の作業環境測定・分析ができるようになります。

特定化学物質ですから測定対象が限られますが、有機溶剤と良く似ています。

登録講習は化学実験でした(実技免除講習を受けてから受講しましょう)。

 

第一種作業環境測定士(有機溶剤)

作業環境測定士の専門は5科目あります。そのうちの1科目です。

5科目中、最も受験者が多い科目です。

合格後に2日間の高度な登録講習を受けなければいけません(必須)。

第二種作業環境測定士合格後50時間

有機溶剤の作業環境測定・分析ができるようになります。

作業環境測定の中では最も測定対象の多い科目となっています。

登録講習は化学実験でした(実技免除講習を受けてから受講しましょう)。

 

乙種化学高圧ガス製造保安責任者

3日間の免除講習で一部免除出来ますが、講習検定は合格率50%前後と厳しいものがあります(それでも免除講習を受けたほうが受かりやすい)。

中学の理科で覚えた化学式が役に立ちました。

免除講習含め50時間

これは工業化学の分野です。化学工場勤務者のほかに、スキューバダイビング用の圧縮空気製造業者(ダイビングスクール)でも必要な資格です。

 

第二種作業環境測定士

化学全般の知識が必要で、第一種作業環境測定士の試験より幅が広く難しいと思いました。

まずは器具の名前から覚えましょう。合格後に2日間の登録講習を受けなければいけません(必須です)。

120時間

登録講習のための予備講習や実技講習も受けたほうがベストです。簡易な方法での作業環境測定ができる資格ですが、分析・評価はできません。作業環境測定士の仮免許と思ってください。

 

二級建築士

学科も難しいですが、製図は涙が出るほど大変です(1枚書くのに5〜6時間ほど必要で、30枚ほど書きました)。

県主催の製図講習を受けたので何とか一発合格できました。

講習含め500時間

建築士になるなら当然必要ですが、設備関係でも二級建築士程度は常識として必要でしょう。ただし年々難しくなっています。

「一発で受からないと取得は難しい」と講習会の先生が言っていました。

 

フォークリフト運転技能者

学科1日、実技3日の技能講習で取得しました。(車の免許が必要)。講習を休まない限り不合格になることは無いでしょう。

技能講習のみで32時間

工場では重宝します。

これさえあれば、なんとか仕事にありつけるようです。

 

第三種冷凍機械製造保安責任者

3日間の講習で試験が一部免除になります。簡単ですが、勉強しなければ受かりません。

講習含め35時間

冷凍機の概論がわかります。エアコン関係の仕事をするなら、持っていて欲しい。

 

建築物環境衛生管理技術者

指定講習会で取得できますが、約3週間(104.5時間)の講義に耐えられるかが重要です(一般に「ビル管理者」と言われます)。

講習含め110時間

おかげさまで選任されました。しかし周囲の環境が良いためか役所が重要視してくれなくて、名前だけになっています。

 

公害防止管理者(振動関係)

簡単です。3日間講習で取得しました。

講習含め30時間

振動の概論がわかります。

振動問題に強くなりますので、機械設計者などは参考になるかもしれません。

※法改正により、振動関係と騒音関係が統合されました。

 

公害防止管理者(騒音関係)

簡単です。3日間講習で取得しました。

講習含め30時間

騒音の概論がわかります。騒音問題に強くなります。

※法改正により、振動関係と騒音関係が統合されました

 

公害防止管理者(大気関係第四種)

簡単です。3日間講習で取得しました。

講習含め30時間

持っていると公害関係に強いと思われます。

 

アナログデジタル総合種工事担任者(AI・DD総合種)

デジタル・アナログ工事担任者に合格したなら、申請手続きのみです。

免除科目あれば0時間

デジタル1種・アナログ1種工事担任者を両方持っているという資格です。

※法改正により、名称が変更されました

 

英検準2級

とっても勉強しずらい分野でした(英語は若いうちに身に着けよう)。

まずは英検3級から挑戦するのが良いと思います(口頭試験があります)。

1000時間と英会話教室(週1回を1年間)

異文化に触れられます。

表情が豊かになります。

英語に抵抗がなくなります。

ただ、この程度では日常英会話はおぼつかない。

 

ガンマ線透過写真撮影作業主任者

簡単ですが、問題集というものが販売されていません。テキストを取り寄せて自分で問題を考えました。

免除科目もあり共通性が高いので、エックス線作業主任者が受かった後に受けましょう。

30時間

ほとんど活躍の場はありません。とっても長い名前のレアな資格です。

全国でも年間200〜300人しか取得していません。

 

エックス線作業主任者

わりと簡単です。

放射能について勉強しますが、異質な分野であるので興味深い。

50時間

選任されないと活躍の機会がなかなかありませんが、少しはエックス線のことがわかります。

 

二級ボイラー技士

わりと簡単です。

受験資格がない人には3日間の眠い受験資格講習が必要です(講習は県庁での青空研修もありました)。

講習含め50時間

ボイラーマンにならないと活躍の機会がありません。

工場では蒸気を使うことが多いので、蒸気の特性などがわかります。

 

乙種第4類危険物取扱者

簡単です。

受験者は半分以上が高校生です。

これで不合格となるようでは、他の資格取得は困難でしょう。

講習含め15時間

選任されないと意味がありませんが、一般常識としてこれくらいは必要でしょう。

資格の入門には最適です。

 

エネルギー管理士(電気)

7日間の認定講習がありますが、 修了試験は筆記で非常に難しい(予習しておかないと、苦しみます)。

講習と復習で80時間

選任されないと意味がありませんが、省エネルギーを推進しているところでは箔が付きます。

※省エネ法改正により、資格内容が変わりました。

 

認定電気工事従事者

1日講習のみです。

電気主任技術者を取得すると受講できます

講習のみ8時間

工場内の低圧電気工事ができます。

第三種電気主任技術者に受かった人をねぎらうような、おまけの資格です。

※実務経験で第一種電気工事士を取得する場合必要です。

 

第三種電気主任技術者

結構難しく努力が必要です。

・・・努力すれば取得できます。

勉強は通信教育がお勧めで、まずは数学の復習をしないと合格は難しい。

よく「電験3種」と言われます。

500時間

活躍の機会がなかなかありませんが、持っているだけで技術者として認められます。

技術で生きるなら必ず取りましょう(電気の資格ですが、文系の人でも十分取れます)。

また、これをもっていることで他の受験資格や免除科目を得られることがあります。

 

アナログ第1種工事担任者(AI第1種)

デジタルを持っていれば免除科目があります。必ず1種を受けましょう(2種や3種を受け合格するとそれだけで満足し、1種が取れなくなります)。

免除科目あれば100時間

通信関係の仕事につくなら必要です。

携帯電話全盛期の今となっては活躍の場が限られますが、デジタルの基本はアナログですから、持っていたことに越したことは無い。

※ISDN回線接続作業などで必要です。

 

デジタル第1種工事担任者(DD第1種)

結構難しいです。

また問題集選びは重要です。問題集を間違えると受かりません(80〜90%以上正解しないと合格できなかった)。

必ず1種を受けましょう(2種を受けて合格するとそれだけで満足し、1種が取れなくなります)。

200時間

通信関係の仕事につくなら必要でしょう。

パケット通信の概論がわかります。デジタル伝送を取扱う人は取得しておくと良いでしょう。

※PCやサーバーをハブやルータに接続する作業で必要です。

 

第四級アマチュア無線技士

簡単です。小学生でも合格できます。

実際、試験会場にはちらほらと小学生を見かけ、落ちてはいけないと緊張しました。

7時間

昔はスキーに行く時に大活躍しました。今は携帯電話が通じるので活躍の場がなくなりました。

落ちると恥ずかしいので、周りには試験日を教えないでおきましょう。

 

勉強時間は参考です。 合格率は記載なければ合格時の合格者/受験者となっています。

 取得の心得

1)難しい資格を取る。・・・難関資格を一つ持つことは、何十の簡単な資格よりはるかに有益。

2)若いうちに資格を取る。・・・45歳前後を境に記憶力・理解力が、著しいく低下する。

3)他人が持っていない資格を取る。・・・オンリーワンであれば仕事にあぶれない。

4)講習で取れるものは講習を受講して取る。・・・講師の話を聞くと理解が早く、経験談も参考になる。

5)登録講習がある資格を取る。・・・同レベルの受講者と話をすることで、大いに刺激になる。

6)一発合格が基本。・・・何度も勉強をすることは疲労がたまり、合格もおぼつかない。


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