さくら館と環境計量士(騒音・振動関係)講習

環境計量士の試験に合格しても、経験が十分でないと環境計量士として登録できません。

そこで指定講習を受けるわけですが、宿泊施設のさくら館の事が良く分かりませんでしたのでここで紹介します。

かなりキツイ講習ですが、そのキツイ講習を乗り越えれば

なんとなくグループに結束力ができ、知らないうちに親睦会に参加していました。

 

  [更新:2008-9-20]

 

 

 

 さくら館は、つくば市の

産業技術総合研究所」にあります。

交通手段は色々あるようですが、JRを使う場合

ここ荒川沖駅の西口から

関東鉄道の路線バスが出ています。

土日祝日は、西4乗り場より

筑波大学中央行きに乗ります。

並木二丁目で降りると

産業技術総合研究所」の正門です。

 

 

 

 

 正門を通る時には、

身分証明書の提示を求められました。

 研究所の中は公園を思わせる

静寂な雰囲気があります。

 

 

 

 

目的の「さくら館」は、

正門から最も遠い場所にあります。

まだまだ先。

 ようやく「さくら館」に到着しました。

 

 

 

 

フロントで手続きを済まして、

部屋に向かいます。

ちなみに、一般の方は宿泊できません。

 

これは途中の廊下より振り返ったところ。

 我々研修生は、C棟に宿泊するのが決りのようです。

フロントがA棟で、ここはB棟の談話室。

この奥に進めばC棟になります。

 

 

 

 

 指定された部屋に到着。

まず思ったのが、「広い・きれい」でした。

 

テレビはアナログですが、ビデオ付きです。

冷蔵庫完備です。

 案内では一泊¥1,700だったので、

相当年季の入った部屋だと覚悟していたのですが、

見事に裏切られました。

 

「机が広いな」と思いました。

暗に「勉強してください」と言うことです。

 

 

 

 

バスルームは、お湯の温調が無いものの

シャワートイレでした。

 

なお、C棟にあるランドリールームでは、

洗濯機・乾燥機・洗剤が無料で使えます。 

 朝食券と昼食券は、あらかじめ予約です。

フロント横の専用食堂で頂きます。

 

 

 

 

フロントで周辺案内図を頂いたので、

夕食を買出しに正門から左(北方向)に

行きますと、「JAXA」がありました。

「もしかして見学できるかも」という期待を胸に、

中に進むと見学の案内がありました。

ここでも手続きは必要でしたが、

当日見学者OKです。

 

 

 

 

こちらがJAXA本部。

 

ただ、この日の見学者は外国人(中国・韓国)が

半数を占めていました。

見学できるところは限られますが(展示室のみ)、

見学時間は急いで回っても、

1時間くらい掛かります(内容が濃い)。

 

「きぼう」船内実験室の内部

 

 

 

 

 

日講習1日目です。

研究所の中に計量講習のためだけの

計量講習センターがあり、

5日間の講習が始まります。

立派な建物ですが、ロビーは日差しが強く

エアコンがあっても夏場は耐えられません。  

 講習1日目は時間通り終了しましたので、

研究所内にある売店に買出しに行きました。

池のほとりでゆっくりするのも良いでしょう。

 

 

 

 

なお、「さくら館」には自転車の

貸し出しを行っています。

講習が何時終わるか分からないので、

大半が夕食時に利用します。

 講習2日目以降は休憩も無しで必死でした。

我々のグループは

2日目:午後8時半ごろ

3日目:午後8時15分ごろ

4日目:午後6時半ごろ

終了しました。

 

 

 

 

 

困難を乗り越えるとグループの結束が固くなります。

 

2日目・・・

私のグループ+1人の合計4人は、

夕食のつもりが居酒屋で飲み会になっていました。

 

3日目・・・

さくら館のベランダで、一般計量講習の方々も含め、

十数名で酒盛りでした。

 4日目・・・

B班(17名)は「鳥吉」で親睦会でした。

 

 

 

 

 

 

 

最終日の講習は、実地講習もあります。

昨日の懇親会の後、

今朝の4時半まで飲んでいた強者がいましたが、

さすがにグロッキーぎみでした。

当たり前です。

 

計量研修センターの道向かいには、

テニスコートがあります。

 

苦しかった講習も終り、

めでたく全員修了証をいただきました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

計量士の試験は資格の中ではかなり難しい部類に入ります。

試験に合格しても簡単に登録できませんから、環境計量士は指定講習を受けるのです。

指定講習は濃度関係なら、実習に失敗しなければ午後5時ごろ帰れるそうですが、

騒音・振動関係は普通に午後7時ごろまでは帰れないそうです。

我々の班は今までの記録を破り、午後9時半まで帰られないチームが出ました。

先生方もスケジュール表では午後4時半までとなっているのですが、

5時間もボランティアで指導するとは、よほどの熱意の持ち主ばかりです。

きつい講習でしたが、確実に自身のレベルアップになります。

 

 

しかし、なぜか計量士の講習には酒が付き物のようです。

次の日の予習があるので本腰を入れて飲むわけにも行かず、かといって断れない。

ただ、この講習での飲み会は遊びでは無いことは確かです。

全国各地から来た環境計量士の試験に受かった(自分と同レベルの)人たちは、

どんなことを考え、どんな仕事をしているか、

計量士は語り合いの中で

自分の進むべき道と日本の将来を模索するのです。

 

 

さて、次に講習を受けられる方へアドバイスを。

「講習生は皆さん飲みたがっていますから、率先して誘いましょう。」

「飲みに行く場所が無かったら、さくら館のベランダへ行きましょう。

一般計量士講習の方々が一杯やっています。」

「さくら館には酒類はありません。十分買出しをしておきましょう」

 

 

最後に

「実習の予習は必ず行いましょう。」

 

 

おしまい


 

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