2006年暮夏 笹川流れ

[更新:2006-9-24]

少し遅い夏休みを取って、新潟へキャンプに行きました。

粟ヶ岳の登山も挑戦し、夕日がきれいと言われる笹川流れの観光船にも乗船してきました。

 9月3日

 

準備ができたので、すぐ出発しました。

道の駅で休憩して、とりあえず今日のキャンプ場

松川村 馬羅尾キャンプ場」へ向かいます。 

松川村が見渡せます。

もう少しでキャンプ場です。

 

 なんとか夕方までに

馬羅尾キャンプ場に到着です。

先客は年配の一組のみ。

あいさつして、周囲を見回ります。

 キャンプ場のすぐそばに沢が流れています。

暑い時はこの沢で水遊びができるようです。

日も暮れてきましたので、

明日に備えて早く寝ましょう。

 

 

9月4日

 

林の中で朝食を頂きます。

今回は、お米を用意しておりまして、

いつものように周囲のごみ拾いをして炊き上がるのを待ちます。

朝からの炊きたてご飯は最高です。いただきます。・・・ ごちそうさま。

 

さて、新潟に向かいます。

国道18号線をひたすら走っていましたが、

おなかがすいてきました。

もうすこしでお昼になります。

なんとなく道に迷っていたら、

温泉を見つけました。

まるたき温泉です。

お昼は、まるたき温泉の隣にある公園で

そうめんを茹でて頂きました。

このあたりは、工事車両しか通りません。

もっと長居をしても良いところですね。

温泉にも入った事だし、

丸滝地区をもう一度見渡して出発します。

 ようやく日本海が見えてきました。

ここまで、とにかく遠い。

日が暮れるまで走ります。

日が暮れる前に今日のキャンプ地

「粟ヶ岳県民休養地」

に到着しました。

・・・粟ヶ岳(あわがたけ)と読みます。

目の前の加茂水源地は、夕暮れを映し出します。

キャンプ場利用者は、私だけです。

民家からは遠く離れており、

だれもいないキャンプは寂しいですが、

今晩だけ周囲1kmは自分のもの。

征服感を満喫します。

 

 炊事場のライトを灯して浮かび上がる光景は、キャンプ場とは思えないほど静かです。

まぶたが重く感じたら、このライトも消して、自然の中で眠ります。

おやすみなさい。   

 

 

 

9月5日

 

 

 

 

さて、今日は粟ヶ岳に登ってみます。

キャンプ場に隣接の管理棟で登山届を書いて、

少し上流にある第二貯水池の

登山口から出発です。

登山口にある第二貯水池の堤防では、

市の水道課の人たちに挨拶をしました。

「いってきます」

水源地を横目に歩きます。

しばらくは平坦な道と思っていましたが、 

すぐに崖のような登山道になりました。

中央登山道の案内を見て、少し休みます。

時々覗く景色は、霧でよく見えません。

晴れないかな。

大栃平(716m)

先に登った人たちは、雨のため下山をしました。

頂上付近は大雨だとか。

 

私は出発が遅かったので雨をまぬがれましたが、

下草の露でズボンが重い。

途中はロープのあるところも数箇所ありましたが、

この3段のはしごが掛けられたあたりが、

一番険しい。

砥沢の峰(1049m)

非難小屋に到着です。

上り口から3時間ほどかかりました。

非難小屋は、予想以上に綺麗でした。

ただしトイレ、水はありません。

ここで、今朝作った味ご飯おにぎりを

いただきます。

 

今回はあまりに霧が深く、

頂上へ行っても何も見えそうも無いので、これで下山します。

 

 

下方にわずかに田畑が見られます。

標高が下がるにつれ、霧が晴れてきました。

下りは早い。

1時間ほどで、まもなく登山口です。

それでは粟ヶ岳を後にします。

里から見れば、山頂は雲の中でした。

あんなところまで登ったのですね。

「疲れを温泉で流したいな」と思えば、

すぐ近くに「美人の湯」があります。

当然ながら利用しました。

かなり郊外の、周りに民家も無いところに

突如現れた高級な大規模施設

といった感があります。

タオルも貸し出していて、

粟ヶ岳登山者のためにあるような温泉ですね。

 

さて次のキャンプ場に向かいます。

 

交通取り締まりも安全運転なので気になりません。

 

暗くなってきた。

 

 

9月6日

 

 

昨日は、夜遅く奥村杉キャンプ場に到着し、

雨も降ったのでテントも張れませんでした。

東屋で夜を明かしましたが、

かなり虫に刺されてしまいました。

しかたがありません。

奥村杉キャンプ場のメインサイトでは、

十数名のおじさんグループが、

キャンプをしていました。

昨日の雨で大変そうでした。

 

朝食を取ったら、すぐ出かけよう。

 

阿賀野市内に入れば、「瓢湖」が目に入ってきました。 

 

 

蓮の花が咲き誇る中、水鳥が泳ぐ様は

時が止まってしまいそう。

早朝から、管理人が世話をしていました。

 

 

 

 

 

瓢湖の後は、「水原代官所」を見学します。

開館と同時に入場しました。

平日でもあり、誰もいません。 

水原代官所の中では、この御用場が印象的です。

中庭を見学していましたら、

職員と思われるおじいさんに会いました。

メモを見ることなく年月まで諳んじていて、

私のために30分ほど説明をしていただきました。

ありがとう。

 

隣の農業歴史資料館も見ておきましょう。 

 

歴史を学んだら、最終目的地の「笹川流れ」に向かいます。

 

 

 

さあ、笹川流れに到着しました。

今回は、笹川流れの中の桑川地区でキャンプです。

先客は、隣県の福島から来たディキャンプの

若者でした。

「ここの夕日は綺麗だけれど、

今日は曇り空で残念だね」

と語ってくれました。

 

キャンプする浜辺の目の前はもちろん

日本海ですが、鳥居のある弁天岩も

そびえています。

テントとタープを張って落ち着いたら、

日本海を眺めながらビールをいただきます。

曇り空から小雨が降る天気になってしまいました。

ディキャンプの若者は、雨が降ってきたので

福島へ帰っていきました。

自宅まで3時間もかかるそうです。

 

 

9月7日

 

 

朝になって、雨はほとんど上がりました。

朝食をいただいて撤収です。

 

今日は笹川流れ遊覧船に乗船しよう。

昨日、キップ売り場で聞いたところ、笹川流れ

遊覧船の一番船は、9時ごろといっていました。

今日は、観光バスが入って来るので、早めに

並んでいたほうが良いとキップ売り場の

おねいさんにアドバイスをもらいました。

平日なのに、観光客は多いですね。

さて、40分間ほどの遊覧です。

小さな港から出発です。

 

日本海の荒波に侵食された洞窟や奇岩が続きます。

 

 

なんといっても、時節に合わせた船頭の案内が魅力です。

 

粟島を遠くに見ながら、帰航します。 

やあやあ、よかったよかった。

 

笹川流れを満喫し、帰路に着きます。

しかし、里山は遠すぎて今日中には着けません。

寄り道して帰ろう。 

 

胎内フラワーパークに寄り道しました。

パーク内には人工培養施設もあります。

研究をされているようです。

 

広大な山の中に、これだけの花があります。

しかし入場者は私だけでした。・・・寂しい。  

 

 

 

フラワーパークを後にして、温泉に入りましょう。

胎内パークホテルに温泉があるそうです。

この写真は、ロイヤル胎内パークホテルですが、

隣のホテルで受付をして温泉を利用します。

悲しいかな、新品の傘を忘れてしまいました。

 

さあ、帰りましょう。 

 

 

 

9月8日

 

 

昨日は、長野県松本市内に入り渋滞に

巻き込まれてしまいました。

「県民の森キャンプ場」に到着したのは、

暗くなってから。

右上に静岡から自転車で来た、

陽気な青年のテントが見えます。

昨日は、到着してもサイトの位置も

わからなかったのですが、

バイクで来た青年に案内していただきました。

ありがとう。

 

彼は静かなのでよく利用していて、

今回は何日もキャンプしているとのこと。

連泊も魅力的な場所です。

 

朝方、この先の広小場キャンプ場に向かった

乗用車を1台見かけました。

これで旅も終り。

 

里山に帰って、荷物を片付けよう。

 

次の旅のために。

 

おしまい


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