2007年春暖 奈良

[更新:2007-3-4]

2月の終り、奈良に行ってきました。

ここでは梅が咲き出す暖かさが続いていました。

歴史の奥行きを堪能した旅でした。

 

今回は奈良交通の世界遺産コース 法隆寺・西の京周辺を利用しました。

JR奈良駅から出発します。

 

 

 

法隆寺-中宮寺-慈光院(枯山水の庭園、書院、抹茶の賞味)

-薬師寺-唐招提寺-朱雀門(平城京の正門)  というコースです。

最初の法隆寺では、ガイドさんからバスの中で見どころの紹介がありました。

 

 

法隆寺 - 中宮寺

 

まずは奈良駅より法隆寺に向かいます。

バスは駐車場にて待機しています。

今回の参加者は11名と少ない

(平日はこの程度とのこと)のですが、

それだけガイドさんのお話を

良く聞けます。

 

法隆寺の南大門からは、遠くに五重塔が見えます。

この門から西院伽藍を覗くように見れば、

1300年前の人が見た風景を見ているようです。

 

南大門を通って、中門に向かいます。

これだけ快晴とは予想外でした。

 

中門まで来ると五重塔の大きさが分かってきます。

 

中門に向かって右には、はるか先に

東大門が見えます。

 

   

ガイドさんによる中門の柱の説明があり、

みんなで見学します。 

再建・非再建論争などのガイドさんの説明も、

十分予習してきましたから、良く分かります。

 

 

それと、金堂の造りの説明などもあり、

 

五重塔と金堂を一周します。

 

金堂の北側には梅も咲いており、

絶好の撮影ポイントがあります。

 

 

西院回廊を通って、鏡池に向かいます。

 

「柿くへば・・・」の正岡子規の碑

 

 

聖霊院園

 

食堂(じきどう)・・・日本最古の食堂

このあと、大宝蔵院を見学しました。

バスの中で説明があった玉虫厨子も

展示されていました。

次は東院伽藍に行きます。

 

 

東院伽藍のメインは夢殿でしょう。

一番右がガイドの中村さんです。

 

近づくと見た目以上に大きい建物でした。

 

夢殿の横には舎利殿・絵殿があります。

 

その先は、中宮寺に行きます。

ここはガイドさんの好きな場所らしく、

説明に一番熱が入っていました。

 

最後に鐘楼を見ておきます。

 

帰り道は東大門へ向かい、

 

東門には入らず、ここを左に曲がって

駐車場に行きます。

 

 

駐車場に行く前に、南大門から西院伽藍を見渡します。

法隆寺はまだまだ見られなかったところがあります。

丸一日かけても良いと思いました。

一応、法隆寺はこれで終わりまして、昼食になります。

 

 

 

 

慈光院

 

次は慈光院です。

1,663年に片桐石見守貞昌により

建立されたと言われる寺院です。

バスの駐車場は離れていますので、

入り口まで少し歩きます。

 

入り口から少し入るだけで、

静寂な空間が現れます。 

 

庭園の説明文です。

 

 

書院の雰囲気も良い。

左手に入り口があります。

 

 

ここでお茶を一杯いただきました。

和尚様に慈光院の歴史などをお聞きしました。

 

本堂から書院を見れば、梅の花がきれいでした。

 

お庭を散策したあと、書院を見れば

開けられた障子から梅の花が。

 

 

 

 

薬師寺

 

お茶を頂いたあとは、薬師寺に参ります。

駐車場からは休ヶ岡八幡神社の前を通ります。

この神社は約400年前に建てられたそうです。

 

また、孫太郎稲荷社の前も通ります。

 

金堂の迫力と豪華さを堪能しました。

 

大講堂は弥勒三尊像が安置されています。

  

東塔(手前)・西塔(奥)を見上げると、

千年以上前にこういったものを建てた技術力に

感心するばかりです。

 

 

 

 

唐招提寺

 

唐招提寺(とうしょうだいじ)の金堂は、

研究所に見える建物の中で、平成21年まで

解体修理を行っています。

この中に入れば、解体中の建物を

見ることができます。

 

校倉(あぜくら)づくりの宝蔵と経蔵を見学し、

その後は自由に境内を散策します。

 

 

境内の中でも、この御影(入場禁止)が、

最も美しく思いました。

 

  

 

 

 

 

 

 

朱雀門

 

最後は朱雀門の見学です。

 

駐車場からはるか遠くに朱雀門が見えます。

 

近づけば門の大きさが分かります。

復元されたものですが、この北700mのところに

大極殿も復元されようとしています。

 

  

今回の奈良の旅は、事前に予習をしておきました。

まるで修学旅行です。

しかし、予習をしておいたおかげで、ガイドさんの説明もよくわかり、

見所も知っていたので、見逃すこともありませんでした。

 

こんな旅も時にはいいものです。

 

おしまい


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