2008年三伏 富士見台

[更新:2008-8-6]

夏休み前の短い休暇を利用して、近くにあるとわかっていたけれど、

なかなか行けなかった富士見台へ行ってきました。

平日でしたが、ハイキングをする子供達もいて、

人気がある所だと思いました。


 7月30日

 

 

仕事は昼で切り上げて、まずは一汗流すため、

中津川環境センター 啓発プラザを

利用することにした。

ゴミの焼却廃熱を利用した大浴場がある。

 温泉ではないが、なんといっても

無料施設であるからありがたい。

(利用時間は午前11時から午後4時まで)

 

 

街中で買出しをしてキャンプ地に向かう。

確か恵那山の麓であったはず。

カーナビで目的地を設定しよう。 

 中央自動車道の橋の下を通過。

けやき平キャンプ場が今日の目的地なので、

国道19号から恵那山に向かう。

 

 

途中で、クアリゾート湯舟沢がある。

こちらは温泉である。

当然ながら有料。

どんどん道を登って行く。

そろそ民家も無くなってきた。

 

 

対向車も無い、静かな森を進んでいく。

 ようやくけやき平キャンプ場に到着。

予約が必要なキャンプ場で、

さっそく受付に申し出た。

子供達は夏休みだが、平日のためか

私だけの利用であった。

 

キャンプ場で入手したパンフレット

 

 

私以外の利用が無いので、管理人の計らいで

キャンプ場内まで車を乗り入れることが出来た。

申込み時に熊が出るかも知れないとの

注意があったが、管理人は

「最近は聞かない」と言う。

 管理人もキャンプ場内まで来て、

照明の電源を入れて頂いた。

「明日の朝また来るで」と言い残し、

帰っていくと森の中に私一人となった。

ただ、森の中の涼しさと木漏れ日の明るさで

全く不安は無い。

さて、キャンプの準備をしよう。

 

 

 スノコが利用出来るのでありがたい。

 慣れたもので、すぐに準備OK。

ラジオからはサザンの曲が流れ、

ビール片手に肉を焼いて、

気ままな時を過ごしていく。

 

 

 オオマツヨイグサ

 


 7月31日

 

 

 

朝食を作りがてら、撤収の準備をする。

久しぶりにゆっくりした朝だ。

木漏れ日が優しい。

キャンプ場を後にして、富士見台へ登っていくと

その途中に風穴がある。

入り口はフェンスで閉鎖してあるが、

中の様子は見ることが出来る。

風穴からはひんやりした冷気が漂っている。

 

 

 

 

さらに登っていくと、見晴らしが良くなってくる。

木々も高山の様相を呈してくる。

 登り詰めると、神坂峠(みさかとうげ)だ。

ほんの少し奥まったところに史跡がある。

 

 

 

峠より左に折れ、200mほど行ったところが

富士見台のふもと。

ここには萬岳荘があり、

安く泊まることも出来る。

 ここから見上げる富士見台高原は美しいの一言。

登ってみたいと思ったが、装備不足で断念した。

小学生低学年のグループが、

頂上を目指して私の脇を登り始めたのが

うらやましい。

 

 

さて里山に戻るとしよう。

 

 もう一ヶ所、吉田兼好の墓を見に行こう。

舗装はしてあるものの、木が生い茂っている。

大きな車では進めない。

 

 

中央自動車道の脇、隠れるように

吉田兼好の墓がある。

 

さあ、帰路に着こう。

 

今回の旅はたった1日半の短いものだった。

結構よくある話だが、灯台下暗しとのたとえ通りに、地元の施設を知らないことが多い。

けやき平キャンプ場は全く初めてだし、

富士見台は小さい時から聞いていたが行ったのは初めてだ。

市街地は軒並み35℃を超える真夏日だが、高原はさわやかな夏。

わが里山も比較的涼しいのだが、高原はもっと涼やかだ。

都会から高原を目指して人が大挙する理由がよくわかった。

今年の旅は、もしかしたらこれで最後かもしれない。

そんな年も致し方ない。

来年はもっと旅を楽しむつもりだ。

 

おしまい


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