2010年初秋 四国

[更新:2010-11-2]

昨年は淡路島まででしたが、今年はついに四国まで足を延ばすことにしました。

若きころ自転車で何度か行きましたが、とても神秘的な国であった記憶を持っています。

その頃と世の中は大きく違っているけれど、四国はどうだったでしょうか。

 


 9月8日

雨の中を出発しました。

天気予報ではこれから晴れると言いますが。

 

不安を抱えて旅立ちます。

京都辺りまでやってきました。

 

マイカーは軽、しかもノンターボで非力です。

ここまでやって来ること自体厳しいものですが、

まだまだ先は長い。

ようやく明石海峡大橋までやってきました。

 

雨が上がったので、過ごしやすい。

買出しをしてキャンプ場へ向かおう。 

淡路島で昨年利用した目的のキャンプ場に付きました。

と思ったら閉鎖されていました。

予想外で右往左往。

 

どうしたものか。

 


 9月9日

慶野松原キャンプ場です。

昨夜、なんとかここを見つけました。

夏休みは海の家として海水浴で賑うようです。

いよいよ四国入り。

 

大鳴門橋を渡ります。

とりあえず温泉・温泉。

 

カーナビによると「奥白髪温泉」があるようで、

これは行かねば。

ところが肝心の「奥白髪温泉」は営業中止。

昨今の不況で立ち行かなくなったのでしょうか。

 

ちなみに盛況であったころの写真がこちらにありました。

気を取り直して早明浦ダムへ来ました。

 

四国の水がめです。

教科書にも載っているそうな。

 

さあ買出しをしてキャンプ場へやって来ました。

ここは帰全山公園キャンプ場。

 ここには「野中兼山」像や「秋田夫人」の墓があります。

 

テントを張った後、歩行者専用の橋まで行き

下流側のキャンプ場を望みます。

 上流側も静かな町が見られます。

山向こうが早明浦ダム。

ようやく遅めの昼食と昼寝ができる。

幸せな時間を過ごします。

 あっという間に日が沈んでしまいました。

町で買ってきたワインを飲みながら、

もう少しゆったりしましょう。 

 


 9月10日

吉野川に架かる潜水橋。

 

上流すぎるせいか、調べても橋の名前が分からない。

写真を撮っている間に対向車が向こう岸に。

慌てて橋を渡ります。 

 この黄色いものは何でしょう。

 

歩いていた地元の方に聞くと、防蛾灯というものと

説明を受けた。なんでも蛾を寄せ付けない

効果があるそうで、数十個は建っていました。

また一つ勉強になったか。

 

 

 

これから吉野川を下っていきます。

 途中、平家屋敷に立ち寄りました。

 

 

ここは「大歩危(おおぼけ)」です。

大ボケという言葉がありますが、

同じ発音の漢字が存在するとは驚きでした。

ここはラフティングのメッカ

ラフティングボートで賑わっています。

日も傾いてきました。

吉野川を少しそれて、大滝山第1キャンプ場で一泊します。

 

ここは車もほとんど通らない、全く静かな場所でした。

 


 9月11日

大滝山を越えて、吉野川下流に向かいます。

途中、香川県に来た記念に、

セルフのさぬきうどん屋に立ち寄りました。

今日のキャンプ場はグリーンスポーツ施設 緑の広場。

 

昼過ぎに到着ですが、ここから200mほど

離れた所に役場があります。

そこで受付ですが、町のど真ん中の感があります。

ここは屋外ステージになっています。

そのステージ上にはどこからともなく

小学生・中学生が集まってきました。

子供たちは芝生の上で駆け回り。

中学生は?

見事な夕日を見ながら、長い夜を満喫します。

 


 9月12日

夕日おはようございます。

朝はまずラジオ体操ですね。

一緒に体を動かします。

テントを畳んで出発します。

ここは鳴門市ドイツ館。ドイツ兵士と地域の人々との交流、

その背景は深いものがあります。

隣接する賀川豊彦記念館も、一度は寄るべき所でしょう。

さあ帰りましょう。

 

四国の真ん中、どんな仕事があるのかと思っていましたが、

思いの外、林業が盛んでした。

ただ吉野川上流は田んぼが少なく、

昔は暮らしが大変だったろうと想像されます。

そういった背景を知るための資料館や博物館は

相次いで閉鎖となっており、この国を覆う不況は

隅々まで行き渡っているように思いました。

今度来る頃には世の中も良くなっているでしょう。

おしまい


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