看板を作ろう!
[更新:2008.4.5]
我が家の脇には、細い道があります。 ここを通り抜ける車が多く、危険な思いをしております。 そこで看板を設置することにしました。 |
[1]この道の歴史 家人に聞いたり近所の人の話を参考にして、どのような経緯で出来た道なのかをまとめてみました。
・この地区は、200年以上の歴史があるそうです。まず、小野沢善光寺へ続く(人が歩けるだけの)山道として存在していました。 ・近年(戦後)になりまして、リヤカーが通れるようにしようと言う話が持ち上がりまして、地域の人により山道を拡幅しました。この時から、我が家の私有地を一部貸しているようです。 ・30年ほど前までは砂利道でしたので、舗装をしたいということになりまして、コンクリート舗装となりました。 ・小野沢谷改修工事に伴い、コンクリート舗装からアスファルト舗装にしていただきました。 ・平成の大合併の駆け込み工事として、まだ補修の必要はないもののアスファルトの再舗装をしていただきました。
[2]看板の計画 近道だと思っている人が多いようで、最近はこの道(道路ではないようです)を通り抜ける車が増加しています。 毎年のように事故が発生しています(示談ですませることが多いようです)。今年に入ってから、車のライトカバーの破片を発見しました。家人に聞けば、「この間ぶつかっとったよ」とのことです。 ゆっくり走っていただければ何も問題はありませんが、細い道を県道並みのスピードで走りぬけますし、歩行者である家人たちに対しても、「邪魔だ」とばかりに接近通行します。 標識にすると警察の許可が必要ですので、長い時間がかかります(死亡事故が発生にないと標識を立ててくれないことが多い)。そこで看板を立てることを計画しました。 計画は以下のようになります。
・地区の常会で、「看板を立てたい」と申しでて、周りの了解を得る(これがとても重要です)。個人の責任で立てるなら問題ないでしょうとのことでしたので、やれやれです。 ・材料を購入します。専用の物は高価ですので、容易に入手できるものとしました。 ・看板の内容を決め、文字を作ります。 ・看板に文字を貼り、取り付け穴を開け、設置の準備をします。 ・設置場所を決めて、設置します。
[3]材料 まずは、白い板(ここに文字を作りますが、アクリル板が良いでしょう)がメイン(一番高価)です。 あとは、文字用に壁紙シートを2色(赤・黒)を用意しました。 その他には、白い板を立てるポールとその先端部材と、白い板を止めるネジが必要です。
[4]文字を貼り付ける 次は、貼り付ける文字を準備します。 ワープロで白抜き文字を大きく印刷して、板に借り置きし様子を見ます。 これが文字の型紙になります。
型紙を壁紙シートにセロハンテープで貼り付け、カッターナイフで文字を切リ抜きます。 ガラス板やスチール定規があると良いでしょう。 思っていたよりうまくできます。
どうでしょう。なかなかうまく出来ていますね。 切り抜いた文字を丁寧に貼り付けます。 もう一枚作ってから、上下にネジ固定用の穴を開け、またポールにも穴を開けておきます。
[5]看板の設置(2005年3月設置) 看板が出来たら設置です。 とりあえずポールを地中に突き刺して固定してから、ネジで看板を取り付けます。 あまり考えずに、邪魔にならないように立ててしまいます。
行き帰りで2箇所設置してみました。
[6]看板の効果 看板を設置した効果は、「ほとんどありません」・・・残念!!? それでも、家人は「少し通り抜け車両が減ったような気がする」といっていました。 あまりひどければ、県警に申し入れをしたほうが良いかもしれません。
[7]道路拡幅の話し(その1) 看板を設置した年末(2005年11月ころ)に、「対面通行できる道路に拡幅する」という話しが出てきました。 寝耳に水のお話しでしたので、詳細を確認するため周辺地主が集まりまして、区長および自治会長同席の元、説明を聞きました。 その内容は、 1)この地域(班)では、誰も拡幅を要求していない。 2)市町村合併前に、区長会レベルで(合併条件で道路を整備しても良いというので)ここを拡幅したらどうかという意見を出しており、合併したので拡幅しても良いということになった。 3)拡幅するに当たり、200万円かけて調査するので、地主に確認(土地提供等)を取るよう、役所から打診があった(すでに図面を見た人もいた)。 4)もし希望するなら、2億円かけて対面通行できる道にする。 でした。 周辺地主は拡幅によるメリットが全く無いので、大反対で、計画を取り下げるようお願いしました。 その代わり、通行の時間制限をしてもらうようお願いすることになりました。 ※2億円も支出を抑えたので感謝されても良いと思うが、区長は苦虫をつぶした顔をしていた(プライドを傷つけたか)。
[8]道路拡幅の話し(その2) 通行の時間制限をお願いしてありましたが、班長から役所に申し出ると「道路拡幅をして、歩道をつければ安全ですが」と打診されました。 班長の機転により、申し出を断っていただきました。 ※よほど2億円の使い道がないのでしょうか。
[9]役所が作る看板(2006年3月設置) 結局は、通行の時間制限をするなら道路拡幅をせよということです。 しかたなく、お願いという形で交通安全協会により看板を作っていただきました(誰も知らないうちに設置されましたが)。
さすがにお金がかかっています。 しかも私の作った看板の前に立ててあります(行き帰りの2箇所)。設置場所は、変えても良いと思うが。
本当は、道路を分断して通り抜けできないようにするのが、地主にとってありがたいのですが、道路は作ったら無くせないらしい。 日本中、道路にしたい?(土建業者のため)。
[10]道路のむかしと今(1985年7月6日と2008年4月5日) 昔のアルバムを見ていたら、アスファルト舗装される前の写真を見つけました。 落石のため、これにより災害扱いでどこからかお金が出てきて、整備されたようです。
1985年7月6日撮影 2008年4月5日撮影 コンクリート舗装の状態です。 コンクリート舗装の上に2回アスファルト舗装されて 車の性能が向上しているので、これで十分なんです。 道路も広くなっています。
おしまい |